日時:2010年3月5日(金)16:30-18:30会場:所 名古屋大谷高等学校演題:「私の授業お見せします!」講師:伊藤佳貴(大同大学大同高校)   糟屋 徹(南山高校女子部)   長久保礼一(南山高校男子部)   山内義之(名古屋大谷高校)内容:【発 表 者】 伊藤佳貴(大同大学大同高等学校)【発表題目】 「英語で行う英語授業の実践」【発表概要】 本発表は、オールイングリッシュによる英語授業の実践報告である。授業成立のための第一歩は、生徒が主体的に授業に参加でき、生徒から多くの発話を引き出すことのできる環境を作ることであるが、オールイングリッシュの授業では、この一歩が想像以上に大きく困難なものであることが分かる。発表者は、この課題を克服するための具体的な方策として、以下の2つの取り組みを行っている。 ① 本文に関連した補足的物語を作成する。 ② 本文や補足的物語の理解を促すために、イラストレーションを活用する。 発表では、実際の教材を用いながら、授業内容の紹介を行う。そして、実践を通して得られた指導上の留意点や、今後の課題などについて考察する。 【発 表 者】 糟屋 徹(南山高等学校女子部)【発表題目】 「音読指導のアラカルト」【発表概要】実技科目である英語の授業において根幹となるべき音読指導の実践例と教材紹介を行います。 教員はみな、語学の習得に必要なものはrepetitionとexposureだとは体験的に理解していても、授業と学習指導のなかで十分にそれらを生徒に獲得させられていないことが多いのではないでしょうか。生徒を飽きさせず繰り返し音読させるためには、どのようにテキストを料理し、活動にバリエーションを持たせるかが鍵となります。短い発表時間ではありますが、できるだけ様々な活動例を見ていただき、ご意見を聞かせていただいてより良いものにしていけたらと考えています。 【発表者3】 長久保礼一(南山高等学校男子部)【発表題目】 「英字新聞を活用する授業例」【発表概要】本発表では、英字新聞を授業で活用した実践報告をする。英字新聞には、紙面の構成、見出しの文法、box photoの言葉遊びなど独特のスタイルがある。発表者のアプローチは記事を読む前の英字新聞の特徴を理解することに重点をおく。というのは、記事そのものを楽しむ前に英字新聞の特徴を知ることで生徒の自立した英語学習につながるからである。主に3点のことを報告する。1点目として英字新聞の特徴の理解をどのように教えているのか。2点目としてどんな記事をどのように授業で読んでいるのか。3点目としてテストでどのように評価するのか。研究会参加者の先生方で英字新聞を授業で活用されている先生方と情報の共有を図りたい。 【発表者4】 山内義之(名古屋大谷高等学校)【発表題目】 「プレゼンテーションソフトを使用した授業研究」【発表概要】 本発表では、プレゼンテーションソフトを使用した授業実験の報告をしたい。英語学習においてプレゼンテーションソフトを使用する利点は以下のように挙げられている。 ①視覚的アプローチが強い ②同内容を比較的等質に繰り返すことができる。 ③音声面も内容に取り込みやすい。 ただし、学校設備への対応の問題や、生徒の授業参加の難しさなどの問題点も多く指摘されている。 そこで発表は以上の点をふまえて、英語学習の強化に有効なプレゼンテーションソフトの利用法について考えるきっかけにしたいと考える。

日時:2009年11月20日(金)午後5時会場:名古屋大谷高等学校 西館1階視聴覚室講師:蔭山悦子先生 内容:英語の発音を上達させるには、英語音をつくる際の口や舌の形を理解した上で、ネイティブの音を真似る方法が長い間、教育現場で広く採用されてきた。しかし、日本人による英語の発音は一般的に言ってあまり上手だとはいえない。英語の音をつくる鍵は、これまでの伝統的な方法にあるのではなく、日本語の音の理解にある。日本語の発音と英語の発音を対照させることで英語の音がみえてくる。このように、日本語と対照させて英語発音の学習法を提示することが本講演の目的である。 講演者略歴:兵庫県西宮市生まれ。阪神間において、灘・甲陽・神戸女学院の中学入試、東大・京大の大学入試を専門に指導。滋賀にて塾経営などを経て、英語発音学とENGLISH SYNTAX (英語統語法)、TRANSFORMATIONAL GRAMMAR (変形文法)による豊富な英語教育経験から導き出した独自の英語学と教授法で英語教育を展開している。

日時: 2009年5月15日(金)午後5時会場: 名古屋大谷高等学校 西館1階視聴覚室講演者: 長久保礼一先生講演タイトル:日本人英語学習者のパラグラフ構築の問題点 ―南山高等学校3年生の課題英作文とJapanese EFL Leaner Corpusの比較を通して―