日時:2009年11月20日(金)午後5時会場:名古屋大谷高等学校 西館1階視聴覚室講師:蔭山悦子先生 内容:英語の発音を上達させるには、英語音をつくる際の口や舌の形を理解した上で、ネイティブの音を真似る方法が長い間、教育現場で広く採用されてきた。しかし、日本人による英語の発音は一般的に言ってあまり上手だとはいえない。英語の音をつくる鍵は、これまでの伝統的な方法にあるのではなく、日本語の音の理解にある。日本語の発音と英語の発音を対照させることで英語の音がみえてくる。このように、日本語と対照させて英語発音の学習法を提示することが本講演の目的である。 講演者略歴:兵庫県西宮市生まれ。阪神間において、灘・甲陽・神戸女学院の中学入試、東大・京大の大学入試を専門に指導。滋賀にて塾経営などを経て、英語発音学とENGLISH SYNTAX (英語統語法)、TRANSFORMATIONAL GRAMMAR (変形文法)による豊富な英語教育経験から導き出した独自の英語学と教授法で英語教育を展開している。

タイトル: 「英語教育におけるコーパス活用法」講  師: 長久保礼一先生(南山中学高等学校) 日時: 9月11日(金) 南山女子部 17:00~18:3010月 2日(金) 南山女子部 17:00~18:3011月 6日(金) 南山男子部 17:00~18:30 目的:日頃の英語教育活動にコーパスを活用する技術を獲得する 使用言語:日本語 ワークショップの報告:第1回目の講座では、コーパスとは何か、コーパス研究が言語学においてどのような恩恵をもたらしたのか、などコーパスと英語教育の接点を概観した。発表者はウェブ上で簡単に利用可能な小学館コーパスネットワークのBNC及びWordbanksOnlineを用いてどのようなことが調べられるのかを紹介した。紹介する事例は全て南山男子部の生徒から問われた質問を基にしたものであり、辞書の記述やネイティブの直感による限界をコーパスがどのように補ってくれるのか見た。また、googleなどを活用して学習者の自立した英語学習に資するコーパス活用法を紹介した。 第2回目の講座では、フリーのソフトウェアAntConcを用いて、英語教科書のテキストを分析するための視点と技術を伝えた。参加者は英語のテキストをweb上から入手し、テキストの語彙分析などに役立てることができるように、ソフト使いこなす技術を習得した。発表者は学習者コーパスの紹介もした。小学館コーパスネットワークで利用可能な投野由紀夫氏によるJapanese EFL Learner Corpusを英作文等の指導で活用した実践例を報告した。 第3回目の講座では、コーパスと英語教育の応用可能性を探った。発表者によるコーパスを活用した研究を紹介し、コーパスを用いる際の留意点などを述べた。

日時: 2009年5月15日(金)午後5時会場: 名古屋大谷高等学校 西館1階視聴覚室講演者: 長久保礼一先生講演タイトル:日本人英語学習者のパラグラフ構築の問題点 ―南山高等学校3年生の課題英作文とJapanese EFL Leaner Corpusの比較を通して―